2か所給与・ふるさと納税をe-Taxで申告する場合<No 1154>
<セミナー・コンサルティング情報>
Contents
税務署へ行かない、並ばない
サラリーマンやパートの方でも、
- 医療費控除
- 住宅ローン控除(初年度のみ)
- 寄付金控除(ふるさと納税)
を受けるには確定申告が必要になります。
また、仕事を掛け持ちして働いている場合、いわゆる2か所給与でも確定申告が必要になります。
事業者の方であれば、それなりの時間を確保し、モチベーションを持って確定申告されるでしょう。
ただ、お勤めであれば、勤務が終わってからの作業になるので、なるべく早く済ませたいでしょう。
確定申告を早く終わらせるためには、申告をネットで完結させます。
- 2月まで待たない
- 税務署に行かない
- 申告会場で並ばない
コロナの感染対策がなされた税務署や会場では、例年よりもスムーズに人が流れないでしょうし。
2か所給与・ふるさと納税をe-Taxで申告する場合
まずは、確定申告書等作成コーナーのトップ画面から「作成開始」を選びます。
提出方法を、次のいずれかから選択します。
- マイナンバーカードを使ってe-Taxで提出
- ID・パスワード(税務署でもらえる)を使ってe-Taxで提出
- 印刷して提出
[aside type=”normal”]ここではマイナンバーカード方式でお伝えします[/aside]
[aside type=”normal”]ID・パスワード方式でする場合はこちらの記事を参考にしていただければ
そうだ。税務署。「ID・パスワード」とりに行こう。<No 678>
[/aside]
「e-Taxで提出マイナンバーカード方式」をクリックします。
「事前準備セットアップ」がお済みであれば次の画面が表示されます。
下段にある「利用規約に同意して次へ」をクリックします。
表示されない場合は、「事前準備セットアップ」が必要です。
こちらの記事を参考にセットアップしてください。
Macでe-Taxによる2020年分確定申告の「事前準備セットアップ」をする<No 1151>
マイナンバーカードの読み取り
次の画面になったら、ICカードリーダーライタとマイナンバーカードを用意します。
ICチップがあるほうをリーダライタのなかに入れ、マイナンバーの数字が見える状態にします。
ここで、4桁のパスワードを入力します。
認識に15秒程度かかるのと、エラーが出ることも度々あるので滅気ずに何度かトライしましょう。
「利用者識別番号と暗証番号」をお持ちであれば上段から、お持ちでないなら下段から入っていきます。
利用者識別番号と暗証番号をお持ちであれば、それぞれの番号を入力し「マイナンバーカード情報の確認へ」ボタンをクリックします。
マイナンバーのカード情報は、入力するのは面倒なので、マイナンバーカードから読み取りましょう。
次へを押して、この画面が表示されたらマイナンバーカード情報の登録完了です。
登録情報に間違いがなければ、「申告書等を作成する」に進みます。
事前確認
次に申告書を作成する前に、申告する年度「令和2年分」を選びます。
2か所給与だと決算書は必要ないので、「所得税」を選びます。
事業者以外でマイナポータルをご利用される方は、2021年1月時点でそれほどおられないと想定し、「マイナポータルと連携しない」を選びます。
申告書の作成
ここから申告書の作成に入ります。
「作成開始」をクリックしてなかに入ります。
生年月日を確認し、給与以外の収入がなければ「いいえ」を選んで次へ進みます。
申告するのは給与のみなので、「給与所得」の欄にある「入力する」をクリックして数字を入力していきます。
2か所給与の場合、年末調整のときに「扶養控除申告書」を提出している方が「主たる給与」となり、提出していないもう一方を「従たる給与」といいます。
[aside type=”normal”]主たる給与と従たる給与の詳細についてはこちらをご参照ください
No.2520 2か所以上から給与をもらっている人の源泉徴収
[/aside]
勤務先から源泉徴収票をxmlデータでもらっている場合は、「データで交付された源泉徴収票の入力」を「はい」にしてデータを取り込みます。
紙の源泉徴収票をもらっている場合は、年末調整が済んでいる「主たる給与」の源泉徴収票を
「書面で交付された年末調整済みの源泉徴収票の入力」から入力していきます。
従たる給与は、その下にある「書面で交付された年末調整済みでない源泉徴収票の入力」から入力します。
それぞれの給料の入力が完了したら、次に進みます。
元の画面に戻って、「給与所得」の欄に金額が入っているかどうか確認します。
他の所得がないなら、下にある「入力終了」から次へ移動します。
ふるさと納税をした場合
ふるさと納税した場合は、「所得控除」の「寄付金控除」から「入力する」を選びます。
ここも「入力する」を選びます。
寄付金の種類は、プルダウンメニューから「都道府県、市区町村に対する寄付金(ふるさと納税など)を選びます。
すべての寄付金を入力したら入力内容を確認します。
問題がなければ次へ進みます。
このあと、国税の控除額が表示されますが気にしません。
[aside type=”normal”]ふるさとの納税の節税効果は住民税にあるので[/aside]
所得控除の画面に戻り、寄付金控除の金額を確認してから次へいきます。
税額控除がなければ、そのままスルーして次にいきます。
ここで、税額を確認することができます。
事前に想定した金額と相違なければ、次へいきます。
住民税について
「住民税・事業税に関する事項」をクリックして、住民税の支払い方法を選択します。
- 勤務先で天引きしてもらうなら「特別徴収」
- 自分で払うなら「自分で納付」
を選びます。
納付について
所得税の支払い方法を選ぶことができます。
- 振替納税
- コンビニ納付
- 電子納税
- クレジットカード
- 窓口納付
事業をやっていないのであれば、2〜4が便利です。
法人税や所得税をネット決済するなら「クレジットカード納付」が便利<No 641>
ネットが面倒ならコンビニ納付をオススメします。
確定申告による税金の支払はコンビニでOK。QRコードで納付書いらず<No 707>
このあと、マイナンバーを入力する画面になりますが、入力しなくても送信できます。
申告書の送信・印刷
このあたりでいったん印刷するか、データを保存しておきましょう。
保存は一番下にある「入力データを一時保存する」をクリックするとできます。
データの保存ができたら次へ進みます。
マイナンバーカードで署名をします。
さきほどは4桁でしたが今回は6桁以上のパスワードです。
最後にもう一度、マイナンバーカードの読み取りから4桁のパスワード入力します。
送信が無事に完了したら、次の画面が表示されます。
受付結果を確認してから送信票を印刷します。
最後にもう一度。
来年のために、
- データとして保存しておく(ファイル名は「〜.data」で)
- PDFも保存しておく
- 紙で手元に欲しいなら印刷
しておきましょう。
<編集後記>
1月6日水曜日
4時45分起床後ルーティン
午前中、年末調整、お客さまへ申告の声かけ、ローソンのLoppiで所得税をお支払い、
午後からブログ更新
一昨日から昨日まで風邪で寝込んでました。
初日は水っぱな、二日目は鼻水が止んで関節の痛み(いつもの症状)でした。
入れ替わりで娘の鼻水が止んだので、うつったのでしょう。
今日は回復して平常の7割程度の状態です。
午前で仕事は終わり、ブログも終わったので(午後3時)ジムに行きたいですが・・
念の為、やめておきます。
<メルマガ「トライアスロン税理士の独立開業日誌」>
毎週火・金
・税理士受験生(本試験受験予定)のかた
・税理士のかた
にむけて書いています。
よろしければ、登録お願いいたします。
こちらから
<メルマガ「社長の仕事術」>
毎週月・木
・法人メインで独立している
・個人で独立し、法人成りを考えている
にむけて書いています。
よろしければ、登録お願いいたします。
こちらから
<You Tubeチャンネル「独立・開業コンサルタント 税理士 ユウジロウ」>
毎週金曜日、You Tubeで動画配信しています。
よろしければ、チャンネル登録お願いいたします。
こちらから
<サービスメニュー>