税理士試験のブラックボックス。配点方法に基づく試験対策<No 57>
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テストで一喜一憂しないこと
専門学校で行われる模擬試験では、それぞれの学校が、独自の配点を行います。
問いによっては、1点、2点と区別され、それぞれ、AからDランクまでの難易度が付けられます。
学生は、この形式に慣れてしまうが故に、本試験で結果を出せないこともあります。
全てに配点があるとは思わないこと
専門学校の模試になれると、配点が「あるところ」と、「ないところ」がわかってきます。
よって、受験生は皆、配点の「あるところ」を回答しようとします。
それ自体は間違いではないのですが、模試で、配点が「あるところ」が、
本試験で、配点が「あるところ」だとは、限らないのです。
傾斜配点の可能性
巷で言われる、傾斜配点の方法は、決められたエリアで、
決められた数の答案のサンプリングをして、その中の10%が合格に達するように配点をふります。
その配点方法をモデルとして、全国の答案を採点するそうです。
合格率が、10%を割り込んだときは、サンプリングしたエリアのレベルが、
全国平均より高かったときであり、その反対のときもあります。
誰も出来ないような問題には、配点をゼロとして、皆が出来ている問題に高得点を配点すれば、
採点時間の短縮になります。
C ランク以下は、解きなおさない
模試で皆が出来ないCランクやDランクに正解すると、いい気分になってしまいます。
(私がそうでした。泣)
傾斜配点が真実だとすると、C・Dランクを解くこと自体が、
「時間の無駄」ということになります。
私が、本試験でCランクにも手を出したときの結果は、全て不合格でした。
(解答速報で、合格圏内にもかかわらず。)
よって、確信をもって臨んだ平成26年簿記論では、全体の4割程度の問題にしか、
手をつけませんでしたが合格でした。
自分がC・Dランクと判断した問題の全てに、手をつけなかったからです。
本試験までの貴重な時間は、A・Bランクの復習に重点をおきましょう!
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