すべてやると満足度は小さい。「やってあげる」でなく「できるようになる」を提供する<No 882>
<セミナー・コンサルティング情報>
)仮装行列
Contents
先に言えば「説明」、後で言えば「言い訳」
税理士業の多くは、物を売らず、見えないサービスを提供しています。
そのために、どこからどこまでが請け負った業務なのかわかりづらいことがあります。
勤務時代、ある意味「なんでも屋」のように動いていましたが、
独立以降は、業務の線引を付けるようにしています。
これらは、後で言うと言い訳になるので、先に伝えます。
HPには「当事務所の特徴」として文字に記しているので、
できること、できないことを知っていただくことができます。
口頭でお伝えした上で、HPも読んでもらうとお客さまとのギャップがより少なくなります。
この「できること」を、大きく2つに分けます。
- こちらがすべてやってしまうとこと
- お客さまにできるようになってもらうこと
独立前は前述の通りなんでも屋だったので、ほぼ前者だったのですが、
独立以降は、後者のようにお客さまができるようになるお手伝いをしています。
「やってあげる」でなく「できるようになる」を提供する
セミナー
セミナーは、一回限りその場で完結します。
やり方をお伝えし、あとは自分で出来るようになっていただく。
質問があれば、
- セミナー中
- 最後の質疑応答で
- 懇親会で
聞いていただいています。
ひとり税理士セミナーであれば、私がこれまで経験した失敗や成功をお伝えすることで、
ご自身が生きていく上での参考になることを期待しています。
ブログセミナーも、私自身が PC を操作してお客さまのブログを作り上げるのではなく、
使い方をお伝えし、お客さまが自分で作れるようになっていただきます。
これまで経験してきた税務顧問と大きく違い、すべてをこちらが受けるのではなく、
あくまでもお客様自身ができるようになっていただく。
ある意味、売り切りのサービスではありますが、
どなたも目的意識をもってご参加いただいているので、目の輝きが違います。
必然的にこちらの本気度と充実感も上がります。
個別相談
個別相談は、限られた時間の枠でお客さまのご期待に答えなければいけません。
質問に対する回答を、順序立てて解説しゴールまでの道筋をお伝えします。
その方法が税理士業務なのか、他士業業務なのか、
またお客様がご自身でもできるのか。
ひとりですべての業務を請け負うことができなくても、
こういった道筋を付けることで、お客さまの満足度は変わってきます。
「範疇じゃないからわからない」ではなく、
わからないなら、わからないなりに「誰に、どういったことを聞けばいいのか」をお伝えする。
手続き関係は、ときに専門職でなくてもできることがあります。
そんなときは、その手続きが「どれだけの手間と時間がかかるのか」
を話して選択してもらうようにしています。
税務顧問
従来からのオーソドックスな顧問業務であれば、いただいた資料を会計ソフトに入力し、
試算表を作ってお見せして、決算を組んで申告書を提出し控えをお渡しする。
これでお金をいただいていたわけですが、数字は違ってもやれることは毎年同じで
意外性がないことは、お客さまの顔を見ていればわかります。
一連の作業は、お客様の前で行うわけではないので、
どれだけの手間がかかっているかを、お客様は知る由もありません。
どれだけ時間をかけようとも、こちらが提示した資料を見て判断するだけです。
独立以降、「これはイカン」と考えました。
そこで、付加価値をつけるために、お客さまにできることはお客さまにやっていただき、
- こちらにしかできないこと
- かつ、これまで提供していないこと
を考えるようになりました。
具体的には、
- 会計ソフトをお客さまに導入する
- ソフトの操作方法をお伝えする
- お客さまに入力していただく
- Excelで図やグラフをつくって説明
- 財務状況をイラスト(顔マーク)で作成
- お金のブロックパズルでお金の流れを解説
- キャッシュフロー表で「利益」と「残高」のギャップを解説
- ビジョン策定のお手伝い
会計ソフトを導入してお客さまに入力していただくことは、
見方によっては税理士側の負担が減り、お客さまの負担が増えるとも言えます。
しかし、自社の経営状況をしっかり把握したい向上心のある方は、
快く引き受けてくれます。
自分で経理をすることで、自社の状況をより把握できるようになります。
また、これまで出来なかったことが出来るようになることに
喜びを感じていただけることもあります。
入力の負担が減ったことで、こちらは違うカタチで価値提供します。
試算表を見せて終わりではなく、キャッシュフロー計算書を提示します。
予算を決めて実績との差異をお伝えし、埋める改善策を話し合います。
社員さんとのギャップを埋めるための改善策を話し合います。
事業のビジョンをつくることで、進むべく方向性を形作ります。
予算も改善策もこちらが一方的に決めるのではなく、
あくまでも一緒につくりあげていく帆走者に徹します。
要望は変わる
こちらが提供していることが、常にお客さまの要望に合致しているとは限りません。
そのギャップを解消するためのヒアリングは欠かさず行います。
<編集後記>
6時00分起床後ルーティン
午前中、ヘアサロンまで6キロランニング、ヘアサロンから6キロランニングで帰宅
午後から、ブログ執筆
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