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ペーパーレス化

税理士として独立してからの「申告・納税」オンライン化遍歴<No 1155>

yujiro

)ジムにて ※ 撮影後、マスクは元の位置に戻しました。

Contents

災い転じて変化アリ

東京をはじめとする一都三県で緊急事態宣言が発令されました。

私が住んでいる大阪でもそろそろ出そうな雰囲気です。
(この記事を書いているうちに出ているのかも)

2020年1月から感染者数が徐々に増え、2月下旬から5月のアタマまで娘の学校が休みになり、
娘の宿題を見ながら繁忙期を乗り切りました。

例年と変わらない業務効率を維持できたのは、オンライン化とペーパーレス化の2つを進めていたからでした。

独立せずに勤務のままであったなら、こう上手くはいかなかったでしょう。

独立以来、オンライン化とペーパーレス化を進めても、実現に至らないこもも多々ありましたが。

コロナ以降、災い転じて実現したケースが多々あります。

独立してからの「申告・納税」オンライン化遍歴

独立前

独立するまでペーパーレス化はほぼ皆無でした。

事務所も私も、とりあえず印刷する紙派で。

e-Taxの利用も、リスクの少ない法定調書の提出のみ。

所得税・法人税・消費税はすべて紙で提出していました。

過年度の申告書や資料も紙で保存していましたが、事務所のスペースに余裕があったので省スペースという発想はありませんでした。

納付の手続きは、申請をしていれば振替納税で。

していなければ、手書きの納付書ではなく、MJSのOAサプライから印刷用の納付書を購入して、
プリンターにセットして印刷していました。

当時(2015年頃)は、便利だなと感じていましたが、5年も経つと古く色褪せたことのように感じます。

ただ、変えるには重い腰を上げなければコトは進みません。

変化するのが面倒で未だに手書きという方も少なからずいらっしゃるでしょう。

独立してから

2016年11月〜

独立したのが2016年の11月でしたので、年が明けて始まる確定申告に備えるために急ピッチで動きました。

9月以前から税理士登録に必要な書類はすべて整えておいて、最短で提出。

そして、可能な限り最短での税理士登録と同時に独立。

e-Taxに必要な電子証明書は当時第3世代で、使用期限は翌年7月まででしたが、なんとしても所得税をネットで提出するために取得しました。

そこから、お客さまの電子申告開始届を国税・地方税と順に申請していき、万全の状態で年を迎えます。

2017年〜

所得税と法人税・消費税は、すべてe-Taxで提出しました。

それまで税務署まで持参していたり、郵送していたり時間と手間をかけていましたが、
申告作業を効率的に行うことで、サービスそのものに充てる時間がより増えました。

税務署へ行ったり、郵送したりしていると、一見手間をかけて仕事をしているつもりになってしまいがちですが、お客さまにはまったく見えないことであり、価値提供にもあたりません。

このときの1月から3月は、所得税で力尽き、1月末提出業務である

  1. 個人住民税(給与支払報告書の提出)申告書
  2. 償却資産税申告

まで改善できなかったことが悔やまれます。

言い訳としては、当時のeLTAXは2021年現在の完成された状態にはほど遠く、
サイトに入るとどこにいるのかわからなくなる迷宮のようなつくりでした。

JDLで法人地方税申告。eLTAXで利用者IDをゲット<No 333>

幸い今は、独立されて初めて利用される方にとっても使いやすいつくりになっています。

2018年〜

実質1年目の2017年に改善できなかった償却資産の申告を、eLTAXで申告することができました。

ただし、かなり苦戦したことがブログにも書いています。

償却資産の電子申告に「eLTAX」は利用しない<No 404>

このとき、個人住民税についてはeLTAXでの提出に踏み切ることができませんでした。

個人住民税のeLTAXデビューは翌年の2019年に持ち越します。

2019年〜

2019年1月、ようやく個人住民税をeLTAXで提出することができました。

JDLで「給与支払報告書」の電子申告。eLTAXは迷宮、ペーパーレス化の壁<No 668>

2020年〜

提出については、ほぼほぼオンラインで完結できるように。

ただし、納付(税金の支払い)については、提出に比べて遅れを取っていました。

2017年にPay-easy。

Pay-easy(ペイジー)ならネットで1分簡単納付。ATMには行かない<No 355>

2018年にクレジットカード納付。

法人税や所得税をネット決済するなら「クレジットカード納付」が便利<No 641>

2019年にインターネットバンキング。

e-Tax(電子申告)で確定申告を終えたら、そのままネットで納税する「インターネットバンキング」が便利<No 683>

そして、2020年にダイレクト納付

ダイレクト納付で国税の支払い。振替納税できない税金はこれで<No 1099>

eLTAXのPCdeskで法人市民税・法人府民税をダイレクト納付<No 1135>

提出のオンライン化が早かった理由は、自分に直接関係があることだったからでしょう。

オンライン化を進めれば、それがそのまま自分の効率化に繋がります。

一方、納付については、納付書は税理士側が作成するものの、金融機関まで行ってお支払いいただくのはお客さまです。

また、納付のオンライン化にはお客さまの同意を得なければならないこともネックとなっていたのでしょう。

これが、2020年のコロナで大きく変わりました。

オンライン化を私自身が説明せずとも、世間が説明してくれたからです。

2021年〜

2020年、実際にダイレクト納付をしたのは、法人税・消費税・源泉所得税です。

2021年、残りの個人住民税(特別徴収)にチャレンジします。

<編集後記>
1月7日木曜日
6時00分起床後ルーティン
午前中、年末調整、法定調書提出、住民税申告。
9割がた終わりです。
午後からブログ更新。
夕方から録画した「アーヤと魔女」を家族で鑑賞

その後、HPからの申告お問い合わせ対応。

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